鈴木亮平主演のNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)4日放送の第9話の平均視聴率が14・8%(関東地区)だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週視聴率は14・2%だった。最高は、第5話の15・5%。

 主演の鈴木亮平(33)が「大河を背負う覚悟をしっかり持ち、西郷さんに負けないように西郷隆盛という大きな男に相撲を挑む覚悟」と語った作品。脚本の中園みほ氏は「原作に師弟愛、男女の愛、ボーイズラブまでラブストーリーがちりばめられています」と、大河史上初のボーイズラブを描く可能性を示している。

 第9話は、吉之助(鈴木亮平)は藩主・斉彬(渡辺謙)に従い江戸の薩摩藩邸に赴く。そこで再会した郷中の仲間と品川宿の磯田屋に行き、かつて薩摩で出会った、ふき(高梨臨)とぶつかり成長した姿に驚く。吉之助は、ふきから謎の男「ヒー様」を紹介されるもトラブルに巻き込まれ、藩邸の門限を破ってしまう。罰として藩邸の掃除を命じられた吉之助だが、斉彬から「お庭方」を命じられ、水戸藩の徳川斉昭(伊武雅刀)へ手紙を届ける。そこで「ヒー様」にそっくりの人物に出会う、という内容だった。