元「ミス東大」で、読売テレビに入社3年目の諸国沙代子アナウンサー(25)が3日、大阪発の全国ネット報道番組「ウェークアップ!ぷらす」(土曜午前8時=日本テレビ系)で、キャスターデビューした。 熱心な阪神ファンで知られ、愛らしい雰囲気で親しまれている諸国アナだが、もともとは報道志望。関西ローカルの「朝生ワイド す・またん!」(月~金曜午前5時20分)でもコンビを組む辛坊治郎キャスター(61)の新相棒に抜てきされ、緊張の面持ちで“デビュー戦”を終えた。

 出演後、辛坊氏と取材に応じた諸国アナは「魂が抜けた感じ…」と、感想を口にした。

 「担当すると聞いたときは、どうしよう…という動揺ばかりで実感がわかず、辛坊さんの隣に座っている自分の姿がまったく想像できませんでした」

 興奮冷めやらない様子で「全国ネットの報道番組に出演する機会をいただけるのはありがたいことですし、責任の重さも感じています。番組のさらなる発展につなげていけるように、しっかりと役目を果たしていきたい」と意気込んだ。

 そんな諸国アナの抜てきの背景には、辛坊氏の支援もあった様子。辛坊氏は「ローカル局発で全国ネットの報道番組は、この番組が唯一。そのキャスターというポジションは重い」と、諸国アナの緊張に理解を示しながら、続けた。

 「(諸国アナは)とても聞きやすい、ニュース向きの声質をしている。読み方の技術はまだまだですが、これは時間が解決していくこと。あと数年も経てば、最強のニュースキャスターになるのではないか」と素材の良さをべたぼめ。「ゆくゆくは本格的な関西発のニュースキャスターに育っていける人材」と期待感を語った。

 大先輩からのエールを受け、諸国アナは「そんなことは初めて言われたので、本当にびっくりです。心の底から尊敬している辛坊さんにそう言っていただいて、ただただうれしい。がんばろうという気持ちも一層高まります」と笑顔を見せていた。