松坂桃李(29)が12日、都内で、主演映画「娼年」(三浦大輔監督、来月6日公開)の完成披露舞台あいさつを行った。

 原作は石田衣良氏の小説で、16年には松坂と三浦監督のタッグで舞台化され、ギリギリの演出が話題となった。松坂は“娼夫”としてさまざまな女性に買われ、1人1人の欲望を理解し満たしていくことで、人として成長していく青年リョウを演じている。

 松坂は「この作品、何かあったら僕のせいでもあるけど三浦監督のせいでもあるので、責任を割り勘しようという意識でやってきました」と笑顔。「このメンバーだったら怖いものはないですね」と続けた。

 劇中では冨手麻妙(23)桜井ユキ(31)馬渕英里何(39)荻野友里(35)佐々木心音(27)大谷麻衣(28)、そしてベテラン女優江波杏子(75)とぬれ場を演じた。「ここにいる皆さんと、クランクイン前にリハーサルができたのは大きかったです」と話したが、体力的には相当きつかったよう。「撮影期間中『明日休みにならないかな』とか『三浦監督風邪ひいて寝込まないかな』とか思っていました」と明かした。

 冨手と馬渕は、そんな松坂について「撮影中バナナ1本しか食べていなかった」と暴露。理由を問われた松坂は「集中できるので。好きではないんですけど」と答えていた。

 共演は他に真飛聖(41)西岡徳馬(71)猪塚健太(31)小柳友(29)ら。