NHK木田幸紀放送総局長が14日、定例会見を行い、今月末で終了する連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインを務めた女優葵わかな(19)を「よく頑張ったと本当に思う」とねぎらった。

 「企画段階から、テレビドラマにするのは難度が高い内容だったが、いい作品を作ってくれた。まだ19歳だが、安定した演技力を持っているのは朝ドラには大事なこと。NHKにとって、日本の芸能界にとって大きな財産を得た」。また、松坂桃李、浜田岳、高橋一生ら「主人公を取り巻く男群像が良かった」。さらに、広瀬アリスについて「もともと芸人ではない方が芸人パートを演じてくれて、短い期間で本当に大変だったと思う。努力に経緯を表したい」とした。

 葵とは撮影終了日に会ったとし「たいてい、朝ドラを終えた女優さんはヘロヘロになるのですが、そんなことはなくて、『まだまだできます』みたいな感じでさすが19歳と思った」と話した。