俳優福士蒼汰(24)が21日、東京・銀座の丸の内ピカデリーで主演映画「曇天に笑う」(本広克行監督)初日舞台あいさつに登壇した。

 明治初期の大津を舞台に、オロチ(大蛇)の復活をもくろむ者たちと、それを阻止する者たちの戦いを描いた人気コミックの実写化。午前9時からの上演にもかかわらず、800席は満員だった。中山優馬(24)は「この日を楽しみにしていました。見せたくてウズウズしていた」と笑顔で客席を見渡した。

 福士や中山、さらに古川雄輝(30)桐山漣(33)と、この日の登壇者は男性ばかり、イケメンぞろい。一方で、客席を埋めたのはほとんどが女性ファンだった。本広監督は「(客席が)ほとんど女性というのが、この映画を物語ってますね。こっちは全員男なのにね。野郎ばっかり」と驚いていた。

 「出演者で再び映画を撮るなら」というお題のトークでは、加治将樹(30)が「まず福士蒼汰を全編、全裸にします」と笑わせた。福士は「優馬ともう1回やりたいなと思います。バディーものですかね。刑事、警察とかなんかをやってみたい」と、劇中で兄弟を演じた中山との再共演を希望した。

 ロックバンド・サカナクションが歌う主題歌「陽炎」の映画公式ダンスPVが公開されており、この日はPVに出演していない福士らも加わってダンスを生披露、ファンを沸かせていた。

 ほか大東駿介、小関裕太、市川知宏、若山耀人が登壇した。