タレントのフィフィ(42)が、京都大学が「人類の幸福を脅かすことにつながる」として軍事研究を行わない方針を示したことについて、「研究の意義を放棄してはいないだろうか?」と疑問を投げかけた。

 京大は28日、公式ホームページで「京都大学における軍事研究に関する基本方針」を発表。「本学における研究活動は、社会の安寧と人類の幸福、平和へ貢献することを目的とするものであり、それらを脅かすことに繋がる軍事研究は、これを行わないこととします」とした。

 フィフィは29日、ツイッターを更新。京大の方針について「京大が『人類の幸福脅かす』って事で軍事研究しないって件、こうして京大のスタンスを表明する事を優先したんだろうけど、研究の意義を放棄してはいないだろうか?軍事研究=武装でも無いのに、研究者へのレッテル張りにならないか?」と疑問を投げかけ、「軍事研究はどれだけの発明を生んだか、それを否定してるようで残念」とした。

 また、フィフィは自身の父親がX線を研究していた学者だったとし、「放射線の研究は危険で、身体にも影響を与える。父も若い頃からその症状があった。原発の研究に関わることもあったし、その一方で製薬機械の開発にも務めた」と明かした上で、「例えば原発=人類に不必要って研究を放棄する事が人類のためになるだろうか?京大の件と重ねて考えていきたい」と問題提起した。