たけし軍団の井手らっきょ(58)が、師匠のビートたけし(71)から地元の熊本県に移住することを激怒されたとの一部報道を否定し、たけしから励まされた言葉を明かした。

 井手は3日放送のフジテレビ系「とくダネ!」にVTR出演。3月に活動拠点を熊本に移した理由は所属事務所「オフィス北野」への不信感からだったと明かし、「まあ、仕事取れなかったのは、芸人は自分の力がなかったってことなんで、誰を責めることもいけないんですけど、ただ、事務所がもうちょっと、僕だけじゃなくほかのタレントもプロモーションしてくれれば良かったのになぁっていう部分はあります」と語った。

 たけしには昨年末に移住する旨を伝えたという。悲しむたけしから「でもお前が熊本行ったら、俺ら全員で熊本の番組盛り上げに行くからよ。ギャラなんか要らねぇから」と言われたことを明かし、「めちゃくちゃうれしかった」と振り返った。

 一部メディアでは熊本移住をたけしから激怒されたと報じられたが、井手は「一部報道では僕を叱ったっていうことになってますけど、そんなことはない。逆です。励まされました。感激しました」と語った。

 また、移住に際し、オフィス北野の森昌行社長にも相談しようとしたというが「『いや僕はそういう立場ではありませんから』って電話切られたんですよ。それは冷たいなと思った。なんで話聞いてくれないんだろうなって思った」と不信感をあらわにした。