元たけし軍団で元宮崎県知事の東国原英夫氏(60)が、オフィス北野の内紛騒動について、浅草キッドの水道橋博士(55)に疑いの目を向けた。

 東国原氏は4日放送のTBS系「ゴゴスマ」に出演。たけし軍団が連名で告発したオフィス北野の内情については「承知していた」と明かし、「これが社会とか世間に、あるいはマスコミ上に出たっていうことに少し驚いた」と語った。

 東国原氏は、告発の急先鋒(せんぽう)である水道橋博士に疑いの目を向け、「水道橋が仕掛けたと僕は個人的に思っている。一番得したのは水道橋ですから。(ほかの)誰も得しない。あいつ、YouTube始めたらしいんですよ、最近。そのポイントを挙げるためにこれをやってるんじゃないか」と臆測。今回の騒動について水道橋博士にインタビューした石井亮次アナウンサーも「確かにYouTubeの閲覧数がブワーッと上がった、とはおっしゃってました」と証言した。

 番組では、水道橋博士に45分にわたってインタビューした一部をオンエア。「オフィス北野に残留する理由は森社長の残務処理がありますからね。それを済ませていただかないと。(残務処理が終われば退所)そうなるんじゃないですか。このしこりのままやっていけるのかなっていう気持ちもありますから」と、事務所側との溝に言及する場面もあったが、それ以外は基本的にネタをちりばめて笑いに持っていこうとする発言に終始。東国原氏は「どういうネタにできるかなとずっと探ってる。こいつは『今年これで上半期のライブのネタをがっつり確保したぞ』と……」と水道橋博士の腹づもりを指摘した。

 また、水道橋博士は96年に運転免許証不正取得事件で世間を騒がせた際に、師匠のビートたけしから「お前は芸人なんだから、世の中を騒がすようなことを大いにやってくれ」と言われたと明かし、「それがたけしイズム。正しいんじゃないですか」と持論を展開。今回の騒動についても「『大いにやってくれ、それが芸人だ』(と師匠は思っている)はず」だと語り、東国原氏は「やっぱりあいつが火元だな。あいつだったな」と断定した。