過酷なパフォーマンスバトルで話題のテレビ朝日系アイドルオーディション番組「ラストアイドル」(土曜深夜0時10分、一部地域を除く)は、14日深夜の放送から3rdシーズンが始まりました。

 今回はラストアイドル2期生の暫定メンバーが、挑戦者の指名を受けて戦う1stシーズンのスタイルに戻り、21日深夜の放送回から熱戦の火ぶたが切って落とされます。緊迫のバトルを前に、ニッカンスポーツ・コムでは、暫定メンバー12人全員にインタビュー。第2回は、立ち位置3番の高橋美海(みみ=18)と、同4番の篠田萌(16)の登場です。お姉さんなのに泣き虫な高橋と、年下だけどしっかり者な篠田の絶妙な掛け合いをお楽しみ下さい。【森本隆】

 

 -高橋さん、篠田さんのキャラクターや特技を教えて下さい

 高橋 自分では元気で、根性があると思っています。特技は、小学校3年生のころから習っていた茶道です。10年くらいやっています。

 篠田 女子力高いね!

 高橋 いやいや、全然だよ~(照)。

 篠田 私は勉強を頑張る学校に通ってますすけど、中身はおバカなんです(笑い)。何でも笑って乗り越えます。打たれ強いタイプですね。実は芸能スクールに通っていて、ずっとダンスレッスンを受けていたんですけど、中学2、3年で受験のためにレッスンに行けない時期があったんです。ブランクはありますけど、ダンスは得意です!

 -お互いのことはどう見ているんですか

 高橋 萌ちゃんは、本当にかわいい。ひたすらかわいい。かわいいのに、歌とかダンスとか、世界に入り込んでできるところがかっこ良くて、尊敬してます。

 篠田 美海ちゃんは…すごく泣き虫です。

 高橋 うん(笑い)。

 篠田 私たちの曲は、振り付けのスピードが早くて大変なんですけど、美海ちゃんはすごく泣いてます(笑い)。でも、ダンス初心者なのに、頑張って付いていくところが、すごく一生懸命で頑張ってるなって思うし、根性があると思います。

 高橋 もう…泣いちゃう! 泣いちゃう!

 篠田 泣かないで~(笑い)。

 -「ラストアイドル」の番組は見ていましたか

 篠田 私は2ndシーズンから見ていました。1stシーズンを見ていないから、実はバトルもどんな状況か、つかめてないんです。知識はインターネットの記事とかだけなので、不安でいっぱいです…。

 高橋 私は1stシーズンも見ていました。ラストアイドルを見ていて、好きになって、初めて自分で「やりたい」って思ったんです。今回、人生で初めてオーディションを受けたんです。

 -過酷な戦いなのに、なぜ受けようと思ったんですか

 高橋 確かに戦いは見ているだけでも大変さが伝わってきましたけど、その先に輝いている未来が待っていると信じて、それに向かって頑張っているメンバーの皆さんを尊敬していたからです。

 -印象的なメンバーはいますか

 高橋 LaLuce(ラルーチェ)の長月翠さんです。1stシーズンで1度、負けて落ちちゃったけど、敗者復活戦で戻ってきたシーンが好きです。すごく感動しました。長月翠さんは、アイドル力が本当に高いですよね。振りもきれいだし、歌もうまいんです。それに、めっちゃ忙しいはずなのに頑張ってて、すごいの一言です。

 篠田 長月さんはシュークリームロケッツ(シューロケ)と兼任だもんね。シューロケが表題曲を取った最後の回のとき、本番前にLaLuceのメンバーに「抱きしめて」って、ちょっと甘えるシーンが、私はすごく好きでした。

 -篠田さんは気になるメンバーはいますか

 篠田 実は、(Love Cocchiの)中村守里ちゃんと一緒の芸能スクールだったんです。ラストアイドルのことはツイッターで知ったんですけど、守里ちゃんが番組に出て頑張っていることを知って、テレビで見て、すごく感動しました。

 高橋 へぇ~、すごい! 私はユニットで言うと、Someday Somewhereが好きです。だから、2ndシーズンで全部負けちゃったのが、すっごく悔しかったです。曲もパフォーマンスも良かったし、好きだったので。個人的には、間島和奏さんが1stシーズンで最初の暫定センターだったし、思い入れがすごくあります。

 -過去にオーディションを受けた経験はありますか

 篠田 私はいろいろ受けていました。でも、書類審査で落ちることが多くて…。今回も、落ちたらどうしようと思ってたので、実は友達にも一言も言ってないんです。

 高橋 え~! 誰にも言ってないの? みんな、テレビを見たらビックリするね。

 篠田 どんな反応してくれるんだろう…。LINEがいっぱい来るかな?(笑い)

 高橋 私も2次審査までは誰にも言えなかったんです。でも、3次審査のときに不安で仕方がなくなったとき、友達のエールがほしいと思って、「オーディションに行ってくる」って初めて言いました。友達は私が「アイドルになりたい」と思っているとは知らなかったから、そこから驚いてましたね。みんな美容師になると思っていたみたいです。

 -おふたりは暫定メンバーなので、最後まで残れるかどうかはパフォーマンスバトル次第です

 篠田 泣かないでね(笑い)。

 高橋 うん、大丈夫(笑い)。考えたくないけど、みんなでここまで頑張ってきたので、誰がいなくなっても自分のことより泣いちゃうかもしれないです。

 篠田 私は、負けることは考えないようにしています。自分に負けたら、そういう気持ちが前に出ちゃいそうだからです。そういうところを見せたら、挑戦者にのまれちゃう気がします。深く考えないで、ベストを尽くせたらいいなと思って戦います。

 -1stシーズンでは、間島さんが暫定センターだったため、挑戦者によく狙われていました

 高橋 私、絶対に狙われるタイプだと思う~。萌ちゃんは、たぶん狙われないと思うよ。

 篠田 立ち位置的にも前の方なので、私は狙われやすいよ…。

 高橋 あの立ち位置は、挑戦者が多そうだよね~。あぁ…戦いはまだなのに、怖くなってきちゃった。

 -篠田さんはもし勝ち残ったら、中村さんにどう報告したいですか

 篠田 そんなに話さなかったので、私が一方的に知ってるかもしれないからなぁ…。まずは、覚えていてくれているといいなって思います(笑い)。

 -2期生のラストアイドルを、どんなユニットにしていきたいですか

 篠田 今、私たちがやっている曲調からすると、かっこいい系アイドルを目指したいなって思います。アイドルチックな感じからは離れて、女優さんのようなアイドルになれるんじゃないかと思います。

 高橋 私はただひたすら、個性を生かして、高め合えるグループになりたいです。

 -将来の夢や目標はありますか

 篠田 ファンの人の心の中で1番であり続けたい。それが、活動する上でしんになる部分だと思います。

 高橋 私は…言葉にできない伝えられないことを伝えられるような表現者になりたいです。

 

 ◆高橋美海(たかはし・みみ)1999年(平11)7月17日生まれ、神奈川県出身。立ち位置3番。特技は茶道で、小3から約10年、習っていた。164・5センチ。

 ◆篠田萌(しのだ・もえ)2001年(平13)5月21日生まれ、埼玉県出身。立ち位置4番。ダンス歴8年で、振り覚えの早さには自信あり。162センチ。