俳優溝端淳平(28)が17日、都内で、ナビゲーターを務めるNHK「NHKスペシャル 大江戸(第1集)」(29日午後9時)の完成試写会に出席した。江戸の街がどうやってできあがったかを探る。

 溝端はボートや軽飛行機などに乗って多くのロケを行ったと紹介。「陸海空の全部にわたって、普段は体感できないことをやり、貴重な素晴らしい経験ができた。素朴な疑問を教授や専門家に質問したり、自然体のまま江戸に興味をもった。新しく学べることが新鮮でした」と感激していた。ロケで専門家らにインタビューする際には「台本があっても、あえてファーストリアクションで出演したいと思っているので、予備知識を入れないことを意識した」と、その場で思った疑問を大事にしたと説明した。

 時代劇に出演することもあるが。江戸の知識を身につけて役だったことには「歴史は新しい発見や研究で塗り替えられるのかなと今回、感じた。江戸時代だからと型にはめすぎないことがいいのかなと思った」。

 番組にはドラマ部分もあり、松平健、木村佳乃の2人と初共演している。「松平さんは現場での姿勢が素晴らしい。座らずにずっと立っていた。木村さんは誰に対してもナチュラルに明るく話していた。背中を見て自分も学ばなきゃということが多々あった」と紹介した。