英ロックバンド「ローリング・ストーンズ」のミック・ジャガー(74)が、「70代になっても、若々しくいて欲しい」というファンの期待がプレッシャーになっていると明かした。

 現在、キース・リチャーズ(74)、チャーリー・ワッツ(76)、ロニー・ウッド(70)らメンバーとツアー中のジャガーは、アイルランドのインディペンデント紙インタビューで、「世間の人々は、僕に1969年頃のままでいて欲しいという考えに取りつかれている。さもなければ、彼らは自分の若さも失うと思っているんだ。非常に自己中心的だけど、理解できるよ」と語った。

 若さを保つため、厳密なダイエットとエクササイズを日課にしているというジャガーはまた、ストーンズのギタリストであるリチャーズとの長年にわたる確執についても触れ、リチャーズがヘロイン中毒になっていたピークの時期に一緒に仕事をするのは容易ではなかったと告白。

 「困難だったことは確かだが、もう昔の話だし、当時はいろんなライフスタイルがあった。皆が同じ時期に同じことをやりたかったわけじゃない。さまざまな依存症を抱えた人々が周囲にいて、いろいろ大変だった。皆それぞれ、問題を抱えていた。だが、僕達は最後までやってこれたし、まだ人々に愛されている」と語った。

 現在、ストーンズのために意欲的に新曲を書いているというジャガーは、近い将来、ニューアルバムをリリースする可能性も示唆した。(ニューヨーク=鹿目直子)