中尾彬(75)池波志乃(63)夫妻が13日、東京・紀伊国屋新宿本店で共著「終活夫婦」(講談社)の出版記念イベントを行った。

 「不動産売却」「遺言状作成」など、2人が実践した終活を1冊にまとめた。中尾は「年を取ると、ものが増えて困る。全部いらなくなったし、じゃあそろそろ始めようか」と終活に至ったきっかけ話した。

 まず、所有していたアトリエや沖縄のセカンドハウスを手放した。写真も大量に処分したといい、中尾は「残したのは3、40枚だけ。春夏秋冬で4枚あればいい。大して去年と変わらないんだから」と笑わせた。

 終活に取り組む上でのアドバイスを求められると、池波は「『断捨離』とは違うので、趣味のものや、捨てて自分が悲しくなるものは捨てないこと」と話した。「でも俺、これ捨てられたよ」と、中尾がトレードマークである首元のスカーフを指さすと「自分ではやらないので、整理したんです」とキッパリと主張。結局200本を処分したものの、いまだに200本を残しているといい「ありすぎでしょう?」と取材陣に同意を求めて笑わせた。

 芸能界きってのおしどり夫婦と言われるが、中尾は「別に仲がいい訳じゃありません。普通です」。一方の池波は「けんかにならないように努力してます」とニッコリ。家での中尾の様子ついて「だだっ子っぽさが増します」と暴露すると、中尾を苦笑させた。

 現在も定期的に女性と食事に出かけるという中尾について、池波は「いいんじゃないですか。カサカサになっては困るので、お願いだから遊びに行ってほしい」とおおらかに構えている様子。反対に、池波の浮気の可能性について聞かれると、中尾は「俺がいい(男だ)から大丈夫だよ」と自信満々の様子だった。