「突然すぎる」「活躍が忘れられない」。17日、歌手西城秀樹さん(63)の訃報を聞き、ファンやゆかりの地の関係者からは驚きや惜しむ声が上がり、「新御三家」としての華々しい姿をしのんだ。

 「同世代が亡くなり悲しい」。東京都港区のJR新橋駅前では、会社員吉永泰祐さん(66)がこう口にし、息をのんだ。「若いころ、職場の仲間とカラオケで『YOUNG MAN』を歌った。ショックだ」と衝撃を隠せない様子だった。60代の女性会社員は「時代を築いた人。感慨深い」と嘆いた。

 出身地の広島市。タクシー運転手鈴森猛さん(59)は「最近見ないと思っていたが、亡くなったとは。広島を代表するスターであり、誇りだった」と惜しんだ。