第71回カンヌ映画祭授賞式が日本時間の20日未明、メーン会場の劇場ルミエールで行われ、是枝裕和監督の最新作「万引き家族」(6月8日公開)がパルムドールを受賞した。日本映画では1997年(平9)今村昌平監督の「うなぎ」以来、21年ぶりの快挙。

 是枝監督は「さすがに足が震えます」と第一声で感激のコメントを発した。

 同作は最高賞パルムドールを争うコンペティション部門に出品されていた。

 是枝作品は、過去のカンヌ映画祭でも04年「誰も知らない」で柳楽優弥が男優賞、13年「そして父になる」で審査委員賞を受賞している。

 「万引き家族」は、生計のために家族ぐるみで万引をする家族とそのきずなを描いた作品。主演はリリー・フランキー、共演は安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林ほか。