「吉本新喜劇全国ツアー2018」が3日、大阪・なんばグランド花月で千秋楽を迎えた。9年ぶりとなった全国ツアーは、約2カ月半をかけ23都道府県、44公演。来年3月の60周年を前に、小籔千豊(44)川畑泰史(50)すっちー(46)酒井藍(31)の4座長が一堂に集結し、全国に笑いを届けた。

 終演後、小籔は、10年前までは名古屋以東は、新喜劇を知ってもらえていなかったと話し、「最初は怖かったし、むちゃくちゃスベって大失敗になるんじゃないか」と今ツアーに不安があったと告白した。

 「(新喜劇を)知っている地域と知らない地域、全然違うお客さんを相手に1つの台本で、というのがすごく怖かった」と座長としての不安を口にした。

 それでも「みんなで死ぬほどウケてきたので、途中で安心した」と大盛況だった様子を振り返った。

 最年少座長の酒井は「周囲にいろいろ支えていただいて回ることができた。今やったら全員と裸のつきあいができるくらい好きです」。すっちーは「東北地方、特に青森県がものすごい温かいお客さんだった」。川畑は「新喜劇がひと回りも、ふた回りも大きくなった。60周年に向けていい機会になった」とそれぞれ振り返っていた。

 千秋楽の模様は、MBSテレビで16日午後0時54分(関西地区)から、2時間スペシャルとして放送される。