6日に放送された吉高由里子が主演を務める日本テレビ系の「正義のセ」(水曜午後10時)の第9回平均視聴率が8・9%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 初回放送は11・0%、2回目9・9%、3回目10・3%、4回目9・4%、5回目9・1%、6回目10・5%、7回目9・0%、8回目は9・4%だった。

 阿川佐和子氏の同名小説シリーズが原作。ドラマは吉高が演じる2年目の検事竹村凜々子が、一生懸命に周囲を巻き込んで事件に取り組み、検事として女性として成長する物語。

 AKB48向井地美音(20)が、痴漢事件の被害者役で出演する。向井地は「痴漢事件の被害者で心に傷を抱えてしまった女子高生役という少し難しい役でしたが、収録の合間に吉高(由里子)さんや安田(顕)さんに優しく声をかけていただいて、なんとかやりきることが出来ました」と話していた。

 第9回のあらすじは、凜々子(吉高)が担当した痴漢事件の真犯人が逮捕され、「冤罪(えんざい)」が発覚する。凜々子が起訴した被疑者の村井直陽(東幹久)は、取調べで素直に容疑を認めていたため、確信を持って起訴に踏み切っていた。しかし新たな痴漢事件の被疑者のDNAが、被害者の衣服に付着していたDNAと一致し、村井は無罪だと判断された。「冤罪だけは出さない」と誓っていた凜々子は、動揺し陽気な笑顔が消えてしまう。

 港南支部の仲間やネットニュースでこの件を知った家族も凜々子を気遣うが、村井が取材を受けニュースになったためマスコミからも追われるようになってしまう。凜々子はこのまま検事を続けてもいいのかと思い悩む。そんな凜々子に大塚(三浦翔平)から真犯人の情報がもたらされる。