女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)8日放送第59話の平均視聴率が19・4%(関東地区)、9日放送第60回は20・0%だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高視聴率は6月6日放送第57話で鈴愛が正人に突き飛ばされ失恋した回の21・9%だった。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、鈴愛(永野芽郁)は、喫茶店「おもかげ」で、失恋から立ち直る際に世話になった裕子(清野菜名)とボクテ(志尊淳)にお礼のごちそうをする。するとそこに律(佐藤健)と伊藤清(古畑星夏)が訪れてきた。清と鈴愛らはあいさつを交わすが、清の少し上から目線の言葉に、隣で聞いていた裕子も負けじとごちそうになったスープの話題を持ち出した。

 秋風ハウスでは、秋風(豊川悦司)がメソッドで鈴愛らに生きていて実生活の中で気になったこと、最近最も気になったことを話させた。鈴愛は律の左手の薬指だけに塗られた、すみれ色のマニキュアの話題を挙げ、その時の気持ちなどを素直に述べた。7月7日の鈴愛と律の誕生日を迎え、裕子とバースデーケーキを買うかたわら律のマンションに立ち寄り、昔のように笛を吹き呼びかけたが、ベランダに出てきたのは清だった。律は梟会の4人が映った写真が原因でけんかした後で留守にしていた。鈴愛と裕子は家に呼ばれたが、やがて取っ組み合いのけんかに。そして律が帰ってくると鈴愛はおめでとうだけを伝えて帰って行った、という内容だった。