サッカー経験者のお笑い芸人、ペナルティのワッキー(45)が、ネット上でサッカー日本代表にしんらつな言葉が向けられている現状を受け、「代表に愛のある言葉を」と呼びかけたことで賛否を呼んでいる。

 高校サッカーの名門、市立船橋高校出身でプロも目指していたワッキー。14日に開幕するサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会に向け、日本代表に対する期待や不安をツイッターでつぶやいているが、ネット上では、8日に行われたスイスとの国際親善試合で完封負けを喫した西野ジャパンに対する厳しい声が噴出。これを受けワッキーは9日、「今のサッカー日本代表に対して厳しい言葉をかけるのも一つの愛情だと思う、ただ言葉が乱暴だったり汚かったりするのは違うと思う。言葉の暴力は代表選手でも傷つくし プレーにも出てしまうような気がしてなりません」とし、「愛情の裏返しだと思いますがどうか皆さん、代表に愛のある言葉を」と呼びかけた。

 ワッキーの意見に賛同する声も多数あがったが、一方ではさらに過激なバッシングにさらされる海外チームの環境と比較し、「甘やかしている」といった反論も少なからずあった。

 そうした声にワッキーは「確かにそうゆう現実はあると思います。海外では当たり前の事かもしれません。でもそれは選手にとってそうしてあげた方がいい事なのでしょうか?乱暴で汚い言葉で応援してあげた方がパフォーマンスが上がるのでしょうか?」と疑問を投げ掛け、「僕は違うと思います。海外から学ばなきゃいけない事はそんな事じゃない」と反論。「チームを勝たせる事が目的の、厳しい言葉。選手をイライラさせる事が目的に思える汚い言葉。この後者が嫌なんだよなぁ…」「仲間うちで言い合う分にはこれもスポーツの醍醐味ですからいいですけど、外向けに発信するのはよろしくないですよね」と指摘した。