俳優沢村一樹(50)が30日、都内で、主演するフジテレビ系「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(7月9日スタート、月曜午後9時)の会見に、共演の横山裕、本田翼、柄本時生、平田満、伊藤淳史と出席した。沢村の同局看板ドラマ枠「月9」(月曜午後9時)の主演は初めて。未来の犯罪を予測して犯罪を未然に防ぐ捜査チームを描く。

 沢村は月9初主演に「正直、何で、と思った。セクシー部長とかエロ男爵とか呼ばれているが、恋愛ものをやったことがないので」とオファーに驚いたという。ただ、台本を読んで「犯人がいない新しいタイプの刑事ドラマ。現場も意気込んでいる。熱気でいっぱいなので声をかけていただいたことに感謝しています」と語った。

 会見では、個人的に未然に防ぎたかったエピソードを紹介。「本名が野村耕蔵。その名前を付けるのを防げたらよかった。小学校時代、クラス替えで自己紹介するのが恥ずかしかった。今はちょうどいいけど」と明かし、共演者の笑いを誘った。

 また「テクノロジーが進むと自分たちはあらためて人間だと気付かされる。人間くさい、生々しいドラマになっています」とPRした。さらに「こういう刑事ドラマは視聴者も初体験だと思う。エロ男爵的に言うと7月9日、初体験の夜をみんなで過ごしませんか」と語った。

 横山は「最後の言葉はいらなかった。未然に防ぎたかった」と笑っていた。その横山も未然に防ぎたかった個人的なエピソードを紹介。「2年前に弟が結婚しましたが、うれしくて結婚式の1週間前に一緒にご飯を食べ、生ものを食べたらあたってしまい、弟が結婚式の当日まで入院。式のリハができず、式では両親のあいさつの時、僕に向かって僕の兄ですと紹介してしまった」と明かした。

 また、作品について横山は「海外ドラマのようなスケールの大きさを感じる」とし、「沢村さんとアクションシーンをやって、撮り終わった後に監督がご機嫌だった」と手応えを感じていた。

 会見では、番組タイトルにちなんで「絶対○度」の○に好きな数字を入れて紹介する企画も。平田は「42。好きなお風呂の温度」と語ると、横山は「本当は100だけど20。昨日、時生くんが遅刻したから」と暴露。柄本は「45と言うと、遅刻した時間の45分です」と苦笑した。伊藤は「15。僕は週1しか撮影していないので100を7で割ってこれぐらいかと」。本田は「64。好きなゲーム機」。沢村は「7・9。7月9日からオンエアなので」と語った。