タレントのフィフィ(42)が東京・紀伊国屋書店新宿本店で著書「日本人に知ってほしいイスラムのこと」(祥伝社)発売記念イベントを行い、日刊スポーツに対し苦情? を申し立てた。

 事の発端は、取材後のフォトセッション。フィフィは「日刊スポーツの人いませんか?」と声を上げた。日刊スポーツのウェブ記事に掲載されている自身の写真についてひと言あるといい、「10年くらい前の古い写真を使ってる。(ミュージシャンの)ROLLYさんに間違えられるんですよ。替えて欲しい」と当該写真をiPadで示しながら、差し替えを要求。「面白いから、あれでアクセス数伸びるんでしょうけど…」と不満顔を見せるも、取材会は笑いに包まれた。

 著作では、イスラム圏の人々と接するために必要な知識を日本人向けに解説している。「宗教のことになると、とっつきにくくてタブー扱いしてしまう。テロとか、ニュースでしか伝わらないイスラムの誤解を解くための、わかりやすい本を出したかった」と出版の経緯を説明した。3年前から構想を始め、自ら取材先へのアポを取った。自身もイスラム教徒であることを背景に「私が書くべき、と思いました」と語った。

 日本人の夫と13歳の息子を家族に持ち、夫は結婚のタイミングでイスラム教徒に改宗した。イスラム教では一夫多妻を認めているが、「それで浮気したら怒りますけど」とピシャリ。息子もイスラム教徒だが「押しつけるのは違うので、子どものペースに合わせて教えています」と話した。

 コメンテーターとして、テレビ番組に出演すれば辛口コメントをすることも。家族の素性は絶対に公にしないといい、夫の職場や子どもの学校にもフィフィのことを公表させていないという。「悪いことはしないけど、口がすごいので。子どもに響くと嫌だから、運動会にも顔を出しません」と徹底ぶりを明かした。

 一方、顔出ししない息子については「めちゃめちゃイケメン」と自信たっぷり。「今、木村拓哉さんの娘さんとか、本木(雅弘)さんの息子さんとかいますけど。うちのも公表したいくらい」とアピールし、取材陣の興味を引いていた。