作詞作曲家の中村泰士氏(79)が4日、大阪市内で作曲家デビュー50周年記念ディナーショーを開催した。中村氏が作曲した「北酒場」を歌う細川たかし(68)がゲストとして登場し、トークを繰り広げた。

 花束を渡した細川は「先生の周りの人はどんどん亡くなるのに先生はまだ死なないもん」と毒舌でお祝い。中村氏は「もう帰れ! おまえ(笑い)」とジョークで切り返した。

 ステージで細川は「北酒場」「望郷じょんがら」などを熱唱。大トリには中村氏が手掛け、6月15日発売の新曲「輪!諸居(ワッショイ)にっぽん」を披露した。同曲は明るいポップな曲調の日本の応援歌。ミュージックビデオ(MV)では細川と細川の髪形のものまねが話題を呼び、本人から「こぶしたかし」との芸名をもらったレイザーラモンRGが初共演している。

 中村氏は新曲について「ボクの個人的な意見ですけど、日本レコード大賞をとれる」と宣言した。すでにRG本人からもあいさつがあったといい「しっかり宣伝しろよ」と厳命すると、RGは「わかりました~」と即答したという。

 50年に及ぶ創作活動を振り返った中村氏は「いまが一番、音楽が楽しい。こんなラッキーがおじいちゃんはいない」と満足そうに話した。