舞踊家花園直道(29)が12日、東京・渋谷の伝承ホールで、歌手パク・ジュニョン(36)との「IT’S SHOW TIME~日韓夢のコラボレーション~」に出演した。

 昨年に続く共演第2弾となるステージで、花園が演出、構成も担当。通常の演歌コンサートとは全く違う内容で、芝居とショーの2部構成だった。

 パク・ジュニョンの爆笑コメディーなどに続き、花園は古典舞踊からマイケル・ジャクソンの「スリラー」まで多彩なスーパー日舞を踊り、自身初となる韓国語での歌も披露。パクは6月にリリースしたばかりの新曲「ブリキの玩具」を熱唱した。終盤最大の見せ場は20分にわたる圧巻の韓国舞踊劇。殺陣も舞踊も初挑戦というパクは劇中、アカペラで「アリラン」などを圧倒的な歌唱力で歌い、アンコールでは2人の華麗なバチさばきの太鼓ショーを披露した。

 パクは「たくさん稽古しました。直道君が僕の可能性をどう引き出してくれるか、第3弾も今から楽しみです」と充実感を漂わせた。花園は今回の公演をきっかけに、世界へと視野を広げるため旧事務所から独立。今月末にはマレーシアで「JAPAN EXPO」に出演するほか、9月13日には大阪のNHKホールで和のエンタメショーを開催することも決まっている。

 「古典から現代まで、基本を大事にしつつも型破りのおばかで楽しいショーを作って、世界へ向けて発信していきます。パクと一緒に韓国でもやりたいです」と花園。この日の前売り券800枚は即完売と大盛況だった。舞台は13日にも正午、午後5時の2回公演で行われる。