テレビ朝日系連続ドラマ「刑事7人」(水曜午後9時)の1日第4回の平均視聴率が11・0%(関東平均)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 東山紀之(51)演じる天樹悠を中心に、個性豊かな刑事たちの活躍を描く人気シリーズの第4弾。「刑事資料課」と「捜査一課12係」の二刀流で事件解決に挑む天樹が描かれる。東山のほか、倉科カナ(30)塚本高史(35)吉田鋼太郎(59)北大路欣也(75)田辺誠一(49)白洲迅(25)がメインキャストを演じる。

 第4話のゲストは大谷亮介、大家由祐子、逢沢りなほか。博物館で働く学芸員の井上真由(逢沢りな)が帰宅途中、何者かに刺殺される。

 青山新(塚本高史)と水田環(倉科カナ)が堂本俊太郎(北大路欣也)に解剖結果を聞いているところ、天樹悠(東山紀之)と野々村拓海(白洲迅)もやってくる。天樹は、真由が23年前に起きた夫婦刺殺事件の生き残りだと説明。当時5歳の真由は、同じ幼稚園の友人の家に泊まりに出掛けていたことで難を逃れていた。皮肉にも事件が起きたのは平成7年4月26日。15年後の平成22年に改正刑事訴訟法が施行される前日に、無念の時効を迎えていた。

 環と青山は、真由に付きまとっていた町山茂樹を調査する。一方の天樹は、真由の生活支援をしていた元小岩中央署の大森正一(大谷亮介)に面会。23年前の事件当時に真由を泊めた幼稚園の友人の母、門田恵子(大家由祐子)に容疑がかかっていたことを知らされる。恵子の娘、里中恵里香によると、恵子は事件当日の夜、勤め先のスナックのホステスが来られなくなったと言って出かけ、朝方に帰ってきたという。

 そんな中、真由が殺される1カ月ほど前から古いカセットテープを何度も聞いていたことが判明する。テープの中には2人の女の声が録音されており、1人は恵子の店のホステス、もう1人は真由の母親であることが分かるのだった。

 撮影現場は、東山が共演の吉田鋼太郎(59)のモノマネを披露するなど和やかムード。「吉田さんは声が渋い。僕はどちらかというと、鋼太郎さんのモノマネをしている神無月さんのモノマネ」とちゃめっ気たっぷりに明かし、意外な一面で共演者を驚かせている。