デビュー40周年のサザンオールスターズが12日、茨城・国営ひたち海浜公園で行われた国内最大級の野外ロックフェスティバル「ロック・イン・ジャパン」で、フェスを締めくくる大トリを務めた。

 野外フェスは05年の同所公演以来、13年ぶり。冒頭から「希望の轍」「いとしのエリー」とヒット曲を繰り出した。桑田佳祐(62)は「おかげさまで40周年です。皆様の前にゾンビのように『ロック・イン-』に出させていただいています。これからもよろしくお願いいたします」とあいさつした。

 幅広い年齢層が集まるロックフェスとあって、誰もが知るヒット曲を中心に構成。1時間半にわたり、「真夏の果実」「ミス・ブランニュー・デイ」「HOTEL PACIFIC」や今月1日発売のデビュー40周年企画アルバム「海のOh,Yeah!!(オヤー)」収録曲「壮年JUMP」を含む17曲を披露した。

 アンコールでは、「みんなのうた」「勝手にシンドバッド」を披露。「みんなのうた」では、サザンの野外ライブ恒例のステージからの放水も行った。「勝手に-」では、ド派手なサンバダンサーがステージを盛り上げた。

 「ロック・イン・ジャパン」には、約200組のアーティストが出演。この日は6万9000人が集まり、4日間で計27万6000人を動員した。桑田は昨年、ソロでも出演した。