テレビ朝日系ドラマ「遺留捜査」(木曜午後8時)の23日第6回の平均視聴率が9・9%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。

遺留品を手掛かりに事件を捜査する「京都府警特別対策室(特対)」を活躍を描く人気シリーズの第5弾。マイペースな刑事、糸村聡を演じる上川隆也(53)のほか、前作に引き続き栗山千明(33)永井大(40)甲本雅裕(53)戸田恵子(60)らが出演。今シーズンから梶原善(52)が新メンバーに加わった。

第6話のゲストは銀粉蝶、桜井淳子、久世星佳、モト冬樹、松本まりか、石田佳央ほか。

平安時代から続く名家“鴻上家"で、亡き当主の妻、美沙子(銀粉蝶)が遺体で発見される。美沙子は10年前に夫を亡くして以来、広大な屋敷でひとり暮らしを送っていた。

第一発見者は息子の妻、紀香(桜井)。彼女も5年前に事故で夫を亡くしていたが、夫との約束を守って週に1度は美沙子の様子を見に来ていたという。

凶器は遺体の傍らにあった石と思われたが、その石は片面だけが平らでツルツルしており、糸村聡(上川)は興味を抱く。

事件を聞きつけた美沙子の妹、香取夏江(久世)、おいの香取清(石田)、義弟の鴻上利勝(モト冬樹)ら親族がやってくる。相続権を持つ夏江と清が経済的に困窮していたことから、特別対策室では遺産目当ての犯行と考え始める。

ところが、調べを進めるうちに紀香と生前の美沙子が激しくいがみ合って事実が明らかになる。遺産目当ての2人のどちらかによる犯行か、被害者と敵対していた紀香による殺人なのか。佐倉路花(戸田)は3人を徹底的にマークするよう、特対メンバーに命じる。

そんなとき、科捜研研究員、村木繁(甲本)の調べで凶器の石が京都名産の高級品であることが判明するのだった。