テレビ朝日系ドラマ「ハゲタカ」(木曜午後9時)の23日第6回の平均視聴率が9・5%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。

綾野剛(36)演じる鷲津政彦が、企業を食い荒らす“ハゲタカ"と非難を浴びながらも、経営不振の企業を鮮やかに買収し、再生させていくエンターテインメントドラマ。平成を駆け抜けた鷲津の20年間を描く。共演は沢尻エリカ(32)渡部篤郎(50)杉本哲太(52)光石研(56)小林薫(66)ら。

第6話のゲストは高嶋政伸、竜雷太、筒井道隆、菅原大吉。

総合電機メーカー「あけぼの」とPCメーカー「ファインTD」が統合に向けて動きだす中、それを阻止すべく鷲津政彦(綾野)率いる「サムライファンド」はTOB(株式公開買い付け)を行うと発表する。「ファインTD」社長、滝本誠一郎(高嶋)はあらゆる方法で「あけぼの」から手を引かせようと画策するが、鷲津が引かないと分かるとマスコミを使って一大ネガティブキャンペーンを開始する。

そんな工作にも屈さず、鷲津は「あけぼの」株のさらなる買い付けを推進。筆頭株主となることで「あけぼの」と「ファイン」の統合を止めようとしていた。さらに、マスコミの攻勢を逆手に取り報道番組に出演した鷲津は、「『あけぼの』を狙う『ファインTD』の背後には、アメリカ最大の軍需産業ファンドが潜んでいる」と告白。やがて、滝本の背後にいた軍需産業ファンド「プラザ・グループ」が直接「あけぼの」買収に動きだす。

一方、鷲津が去った「ホライズンジャパン・パートナーズ」によって売却された「日光みやびホテル」の株は、外資系ホテルグループ「クラウンセンチュリーホテル」によって買い取られていた。しかし、傘下に入るにあたり突きつけられた条件は松平貴子(沢尻)にとって受け入れがたく、交渉は難航。鷲津は「自分に何かできることはないか」と貴子に問いかける。