女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の30日に放送された第130話の平均視聴率が22・3%(関東地区)だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。

これまでの最高視聴率は、8月8日に放送された第111回で、草太のカツ丼で大繁盛したつくし食堂に裕子とボクテが訪れてきて再会する、という回で24・5%だった。

同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

あらすじは、津曲(有田哲平)の案内で鈴愛(永野芽郁)は東京のオフィスを訪れる。そこは元は中学校の建物で、30ほどの会社が集まるシェアオフィス、「なんでも作るよオフィス」となっていた。少人数でものづくりに取り組む人たちに会い驚いていると、鈴愛の前に津曲の妹、恵子(小西真奈美)が現れる。恵子は「グリーングリーングリーン」という会社を1人で立ち上げ、儲けは二の次に、自分の大好きな緑色と手触りの良さに特化したタオルなどの商品を開発している。当の本人も全身緑色のものをまとい、一面緑色のオフィスでモノづくりを行っていた。鈴愛は「素晴らしい。圧巻」と感動する。そして自分もオフィスの事務員から、将来は「独立してお一人様メーカー」を立ち上げたいと夢を持つ。

一方、会社からアメリカ赴任を打診された律(佐藤健)。悩んだすえ、家族のことを考えて断ろうとするが、妻のより子(石橋静河)からはアメリカ行きを勧められる。行かないと今後の出世に響くといい、「部長夫人以上になりたい」と告げられる。