NHK島津有理子アナウンサー(44)が27日までに、同局を退職したことを、出演するEテレ「100de名著」のホームページ内で発表した。

島津アナは「20年間勤めてきた組織を離れ、医師を目指して大学で勉強することにいたしました」と報告した。決断にいたったのは、5月に放送された同番組で紹介した書籍を読んだことだったといい「自分の内面と向き合い、幼い頃からの思いをかなえるべきではないかと思うようになりました。不安要素も多く、どこまでできるかまったく見通しがたっていません」とつづった。

島津アナは、東大経済学部卒業後、97年に入局。甲府、大阪を経て02年から東京勤務で、06年に弁護士と結婚。

大河ドラマ「西郷(せご)どん」の最後に放送される「西郷どん紀行」のナレーションは最終回まで担当する。