ロックバンド、LUNA SEAが8日午後、静岡市で行われる大型フェス「フジソニック2018 SPECIAL」に登場する。会場は清水港を臨む清水マリンパーク。来年のバンド結成30周年を前に、ボーカルのRYUICHI(48=河村隆一)は「29年目のラストを締めくくるフェス。想像を超えるパフォーマンスをしたい」と意気込んでいる。

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「フジソニック2018 SPECIAL」は、6日、7日に開催される「マグロック&フジソニック2018」に続く大型フェスで8日午後4時に開演。MY FIRST STORY、MOROHAの後に登場するLUNA SEAが、3日間のラストを締めくくる。100分のステージになるが、RYUICHIには、フェスならでは思いがあった。

RYUICHI もともと、LUNA SEAは、対バンで育てられたバンドだと思っています。当然、活動はワンマンライブがメインですが、フェスで、他のアーティストを見に来ているみなさんの前でパフォーマンスをすることが、自分たちが忘れた気持ちを思い起こさせる起爆剤にもなります。そして、1人でも、10人でも、100人でも、「またLUNA SEAを見たい」と思わせたい。ヒリヒリしていたり、ワクワクしているLUNA SEAの世界観を感じさせたい。対バンやフェスには、そういう「VS感」がありますよね。今回もそれが楽しみです。

静岡でのフェス。静岡に抱くイメージとは

RYUICHI 富士山があって、街1つ1つの風土がはっきりしている感じがします。静岡市、浜松市、掛川市…とそれぞれに色がありますよね。それに、スポーツが盛ん。僕らは神奈川県出身で、全国大会でも勝てない相手が静岡でした。僕はサーフィンをやっていたので、伊豆にはよく行きました。海に入ると、地元ならではのしきたりがあって、勉強になりました。

会場は、清水港を臨む清水マリンパーク。LUNA SEAは午後6時から登場予定で、「月と海」を意味するバンド名とリンクする設定だ。

RYUICHI 海が近い会場は好きです。海を背負う感じのステージになりますからね。今から、夕暮れ時の移りゆく空の色を想像します。その素晴らしい景色の感動を超える音を出せたらと思います。

フェスゆえに、初めてLUNA SEAに触れる観客もいる。あらためて、伝えたいこととは。

RYUICHI 僕たちは、熱量の高さを維持しています。クールに見えても、実はグッと心の中で燃えている。その炎、息吹、ロック魂を感じてもらいたいですね。そして、「背中を押されたよ」と言っていただけるようなパフォーマンスをしたいと思います。

※チケットなどの詳細は、「フジソニック2018 SPECIAL」のホームページに記載。