女優有村架純(25)が6日、都内で、主演するTBS系ドラマ「中学聖日記」(9日スタート、火曜午後10時)の会見に、共演の岡田健史、町田啓太、吉田羊、夏川結衣と出席した。婚約者がいながら10歳年下の男子中学生にひかれる女性教師の純愛を描く。

主人公の教師(末永聖)を演じる有村は「難しい作品で、どう表現していいのか日々、悩むところもありますが、いろんな葛藤がこの作品を良くすると思う。とにかく皆さんには楽しく見てほしい」とあいさつした。

有村は教師役は初めて。「不思議な気持ち。生徒の前に立って、生徒が一斉に自分を見るというのは、ものすごく違和感。逆に堂々としなければと思う」と紹介した。

一方、会見では作品にちなみ、初恋のエピソードも紹介。有村は「初恋は小4から6年生までの3年間好きな男の子がいました。バレンタインも1回チョコを渡せました。バスケットを頑張っていた背の高い人。恥ずかしくて全然、話せなくて。私の落ちていたはさみを拾ってくれて『私の』と言ったのが精いっぱい。バレンタインのお返しを1回くれました。でも(私の)気持ちが分からずで、そのまま中学校はバラバラになったので終わりました」と明かした。

同作で俳優デビューし、教師と恋に落ちる男子中学生(黒岩晶)を演じる岡田は「初めての仕事で毎日、刺激的な日々です。会見も初めてで緊張しています」。また「たくさんの方々のおかげで毎日、現場で晶を生きることができている。周りの方に支えられて晶をつくっています。毎日が勉強で刺激的で、感謝にあふれる日々」と語った。有村を目の前にした時は「今まで画面越しに見ていた人なので、おーと思った」。また、ロケで初めて太平洋を見たとし「でけーと思いました」と、会場を笑いに包んだ。さらに有村をビンタするシーンでは「あの有村架純さんをたたいていいのか、岡田健史の感情が勝って、ちゃんとできなくてスローモーションになった」と笑った。

そんな岡田に有村は「緊張も反省することあると思いますが、堂々と立っているのでぶつかっていきやすい。何を言っても受けとめてくれる安心感もある。このたたずまい素晴らしい」と絶賛した。

一方、聖の婚約者川合勝太郎を演じる町田は「有村さんと岡田君の表情をしっかり見ながら素直な気持ちで反応しようと現場に立っている」。川合の上司の原口律を演じる吉田は「見ている人が胸がすっとするような存在をになっていきたい」。晶の母愛子を演じる夏川は教師と息子の恋愛に「親役なので認めるわけにはいかない立場ですが、役と離れると、分かるなという気持ちになった」と語った。