竹内涼真(25)が7日、都内で行われたTBS系日曜劇場「下町ロケット」(14日スタート、日曜午後9時。初回は25分拡大)完成披露試写会で、15年10月にTBS系でドラマ化された前作から3年間で大ブレイクした“秘訣(ひけつ)”は、当時も共演した安田顕(44)に股間をもまれたからだと主演の阿部寛(54)に暴露された。

竹内は、阿部演じる佃航平が社長を務める佃製作所技術開発部の立花洋介を演じる。前作では新型人工弁「ガウディ」の開発に携わる新人だったが、今回は若手エースとして活躍する役どころだ。竹内は15年の「下町ロケット」以降、17年10月期の「陸王」、18年4月期の「ブラックペアン」と相次いで出演している日曜劇場について「すごく大変で、寝られなかったりとか本当につらい撮影ばっかりなんですけど、出来上がった作品を見て、福澤克雄監督や阿部さん、キャストを信じて頑張って良かったなぁと思っています」と語った。

質疑応答では、竹内の大ブレイクをどう思うかと質問が飛んだ。上司の山崎光彦役の安田は「3年前から、いく(ブレイクする)んだろうなとは思っていた。ここまでとは…すごいですね。国民の彼氏と言われている。朝は『よう、国民』と言っている」と、竹内のあだ名が「国民」だと明かした。

同じく上司の殿村直弘役の立川談春(52)は「安ケンさん(安田)がおっしゃる通り。何より素直…きっと、いくんだろうと思ったら、こんなになって。楽屋で遠巻きで見ていると、勢いのある竹内涼真を見ているのが、すごいことなんだろうなと日に5回は思いますね」と感慨深げに語った。その上で、竹内が安田に「国民」と呼ばれていることについて「『国民』って何を言ってるんだろう? 何のいじめだろうと思った。でも、夜中に(ロケ現場周辺で)待っている女の子に『涼真君いないよ』と言うと、エーッという。僕も『国民』と言うようになりました」と言い、笑った。

続いて、阿部が「目の奥に光るものが、当時から違った。若手は何人もいたけれど、集中力が違う。伸びてくると僕も正直、思った」と、第1弾の撮影当初から竹内の大ブレイクを予感していたと語った。当時、竹内に「お前の集中力がどこから来るんだ」と聞き、「本を読んでいます」と読んでいる本を紹介されたと明かした上で「非常に努力家」と褒めた。

そして阿部は「先見の明があるのは、やっぱり安田君。当時から、股間をもんでいた。彼が股間をもむと、若手は売れる」と笑いながら明かした。それを聞き、安田は「(3年間で)ずいぶん面白いこと、言うようになりましたね。とりあえず、これから自分が伸びたいな、という方は私のところに来たら触りますので」とアピールしていた。【村上幸将】