お笑いコンビ、かまいたちが9日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で単独ライブ「大阪いたち~残すはあとひとつ~」を開催した。

16年「歌ネタ王決定戦」、17年「キングオブコント」を制し、サブタイトルにもあるあとひとつ、年末の漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2018」に向けた今回の単独ライブ。大阪では、半年ぶりの開催となった。今年4月には、念願の東京進出を果たし、上京後もレギュラー番組獲得や単独ライブは2回連続で即完売など快進撃を継続中。今回もNGKは超満員で、立ち見が出るほどの人気ぶり。世間を賑わせているZOZOTOWNを運営するZOZOの前沢友作社長ネタなどを盛り込んだ漫才3本に、観客を巻き込んだミニコーナーなどで笑わせ、大目標に弾みを付けた。

山内健司(37)は「笑神様で跳ねたぞー!」と先月27日に放送された日本テレビ系バラエティー「笑神様は突然に…」のスペシャルで“バズった”ことに大喜び。番組では、いきなり雨の海に飛び込むなど体を張りまくっていた2人。山内は相当うれしかったらしく、「何回も見直しちゃった」と自画自賛していた。

ミニコーナーでは、壁の向こうにいる相方がズボンをはいているかいないかを当てる「変態当てゲーム」で大盛り上がり。2人は互いに、客席のファンを舞台に上げて相方に陽動作戦を仕掛けるなど会場全体を巻き込んで楽しませた。圧倒的敗北を期した山内はパンツ1枚の姿でケツバットを浴び、ここでも体を張っていた。

大盛況に濱家隆一(34)は「大阪の単独ライブも定期的にやっていきたい」。パンツ1枚の山内は、濱家に「どんなやつやねん」と突っ込まれながらも真剣な表情で、「残すところあとひとつ、漫才の頂点のM-1グランプリを取れてないんで、頑張りましょう」と決意を新たに。濱家も「(M-1を取ったら)どでかい単独をやりたい。皆さんに還元できるようなことをしたい」と意気込んだ。