ポルノグラフィティが20日、地元・広島県尾道市の因島市民会館で、大雨で中止した野外ライブの“リベンジ”を成功させた。

先月8、9日に同市内で20周年キックオフ記念野外ライブを行う予定だったが、2日目公演が大雨で中止した。この日は初日公演映像を全国の映画館100館で上映すると同時に、因島から無観客で行ったライブを生中継。約2万5000人が楽しんだ。

この日は「ミュージック・アワー」「ハネウマライダー」などのヒット曲を含む8曲を披露。岡野昭仁(44)は「最高だぜ!」と笑顔を見せた。また中盤では、母校・県立因島高生徒200人とともに、ヒット曲「愛が呼ぶほうへ」を合唱。中止した2日目公演の目玉となるサプライズ企画だった。岡野は後輩とのタッグを「いい時間を先輩と後輩で作り上げることができんね」とうれしそうに言った。

ポルノ-はこの日のライブを含む20周年キックオフ記念関連ライブをチャリティーとし、収益を「平成30年7月豪雨」災害復興支援金として寄付すると発表している。

岡野は「(中止になった)9月9日は悔しい思いをしたけど、今は誇らしい気持ちでいっぱい。誇らしい後輩たちもいるし、『チケット代を義援金に充てて』という素晴らしいファンにも囲まれている。今日1日は特別な日になりました」と感無量の様子。新藤晴一(44)は「勢いがあるのはカープだけじゃない。広島自体も力強く立ち直ろうとしています。こういう機会に因島の景色も見ていただきたいという気持ちもあった。ぜひ、因島に起こしください」と、カメラの向こう側にいる観客に呼び掛けていた。