英歌手ポール・マッカートニー(76)が31日、1年半ぶりの日本ツアーを東京ドームでスタートさせた。

予定よりも約15分遅れで始まった。ポールは「コンバンハ、トーキョー。タダイマ」と日本語であいさつ。オープニング曲は64年「ハード・デイズ・ナイト」。名曲から始まる構成に、駆け付けた4万5000人のファンは歓声を上げた。

日本ツアーは7度目。今回は9月にカナダでスタートさせた世界ツアー「フレッシュン・アップ」の一環として行った。5年ぶりの新作アルバム「エジプト・ステーション」を引っ提げてのツアーだが、同作から披露したのは3曲だけ。アンコール6曲を含めた計36曲のうち、ザ・ビートルズの楽曲は半数以上の21曲だった。「Who Cares」など新作アルバム収録曲3曲とザ・ビートルズの「From Me To You」の計4曲が日本で初披露された。公演は2時間半にわたって行われた。

東京ドーム公演は22回目。海外男性ソロ歌手としては単独トップとなる最多回数の記録となった。

明日1日も東京ドーム公演を開催。5日は初の両国国技館公演、8日は初のナゴヤドーム公演を行う。日本ツアーは計4公演で13万5000人を動員予定。

1日の東京ドーム公演は午後3時半から当日券を販売。完売だったナゴヤドーム公演はステージセットが確定し、若干数のチケットを1日午前10時から販売する。両国国技館公演のチケットは完売している