尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(71)が、東京医科大学の不正入試問題をめぐる大学側の対応に疑問を呈し、「今年の入試を中止してでも101人の名誉回復すべき!」と訴えた。

東京医大の第三者委員会は10月、昨年と今年の一般入試とセンター利用型入試で計69人が本来なら合格ラインを超えていたとの報告書を公表したが、大学側が推薦入試なども含めて精査した結果、該当者は計101人に上ることが判明。1人1人に入学の意向を確認するが、19年度に入学を認めるのは最大63人だという。

尾木氏は8日、「どう考えてもおかしい不正入試の事後処理」のタイトルでブログを更新。「東京医大 101人も不正に不合格、謝罪重ねるなら全員にわびて『良かったら来年の四月に入学して下さい』というべき!」との考えを示した。

「ところが63人分しか枠がない! というのです これは不誠実極まりない話」と大学側の対応に憤慨。「今年の入試を中止してでも101人の名誉回復すべき! もちろん全員入ってくれるわけないから余裕がある人数を募集するべきではないでしょうか?順序が逆です!」と批判した。