演歌歌手北野まち子(50)が11日、都内で、デビュー30周年記念パーティーを行った。

「青森県から歌手を目指して上京した時には『3年頑張ろう』と思い、3年たったら『5年頑張ろう』と思いました。そして気付いたら30年。多くの皆さんに支えられて、ここまで来ることができました」と約400人のファンに感謝した。7日発売の30周年記念曲「こころの灯り」は、ファンへの感謝の思いを込めた曲だという。

30年で最もつらかったことは「歌手になることを応援してくれ祖父母と父が亡くなったこと」だという。「亡くなった時には、歌いたくないような思いの時もありました。でも、応援をしてくれる人のために歌い続けた。多くの人との出会いが支えでした」と話した。この日のステージのオープニングでは、成人式の時に祖父からプレゼントをしてもらった和服を身に付けていた。

平成元年にデビューして30年。「31年目になっても『北野まち子の歌を聞いて元気をもらった』と言ってもらえるように頑張ります」。来年には元号が変わるが、変わらぬ歌声でファンを魅了し続けると誓っていた。