17日に放送された日本テレビ系連続ドラマ「ドロ刑-警視庁捜査三課-」(土曜、午後10時)の第6話視聴率が8・1%(関東地区)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話11・8%、第2話8・6%、第3話8・5%、第4話8・4%で、第5話は8・4%だった。

同作は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の福田秀氏の漫画「ドロ刑」を原作にしたドラマ。原作自体が今年1月に連載が始まったばかりで、異例の速さでの実写ドラマ化となった。

Sexy Zone中島健人(24)演じる新米刑事、斑目勉(まだらめ・つとむ)が、遠藤憲一(57)演じる誰も姿をみたことがない幻の大泥棒、煙鴉(けむりがらす)を相棒に難事件に挑む新感覚刑事ドラマで、本当の正義とは何かを問う作品だ。

13係の美人係長鯨岡千里を稲森いずみ、捜査一課出身の元エリート皇子山隆俊を中村倫也、元指名手配専門刑事勝手田利治を丸山智己、手口捜査のスペシャリスト細面隆一を野間口徹、元スリ専門刑事左門陽作を板尾創路、変装の達人宝塚瑤子を江口のりこ、元音楽隊の小平美希を石橋杏奈が演じる。

第6話は、拘留中の被疑者を現場に連れて行き犯行の経緯を説明させる“引き当たり捜査”を鯨岡から命じられて斑目は、期待とプレッシャーを感じていた。だが、実は車の免許を持っていない美希の運転手兼写真係だと知り意気消沈する。いつものバーで煙鴉に愚痴をこぼすが、煙鴉は被疑者の人間性を見るチャンスだが、逃亡の危険も伴うと忠告する。

斑目たちが担当するのは、万引犯で被害総額1500万円にのぼる65件もの余罪を吐いた専業主婦の鳥飼和子(余貴美子)。捜査には皇子山と瑤子も補助として同行する。

和子とともに犯行現場の長野へ向かうが、美希は緊張で固まり、斑目は気の抜けた様子だ。現場供述は順調に進むが、突然住人が和子に罵声を浴びせる。

一方、煙鴉はある男から皇子山に関する資料を受け取っていた。そして、斑目たちの周りには怪しい影が現れる。

和子が悪人と思えず隙を見せる斑目は、和子が犯罪に手を染めた身の上話を聞き気の毒に思う。

引き当たり捜査中、皇子山に恨みをもつ怪しい影、島袋は美希が皇子山の恋人と思い襲いかかるが、煙鴉の情報で切り抜ける。その時、和子は身をていして美希を守る。

和子が娘のために再婚相手の罪を被ったことに気付いた斑目と美希が事件を解決する、という内容だった。