14年に大阪市長として松井一郎大阪府知事(54)とともに25年大阪万博誘致を提案した前大阪市長の橋下徹氏(49)が24日、日本テレビ系の情報番組「ウェークアップ!ぷらす」(土曜午前8時)に出演し、大阪万博決定に「ぼくの子どもですら、わくわくするって言っている」と喜んだ。

1250億円を予定する会場建設費について「(開催費用負担は)大阪、西日本を勢いづかせるために必要」と強調し、「負け癖のあった大阪が勢いづいてきている。そんなもん、たいしたお金じゃないですよ」と“橋下節”をさく裂させた。

同番組には、現地パリから松井氏も中継で生出演。ロシア(エカテリンブルク)とアゼルバイジャン(バクー)との三つどもえの誘致レースに「安心できる状況ではなかった」と話した。

スタジオの橋下氏は松井氏に「おめでとうございます。もうレセプションで酔っぱらっているんでしょ」と突っ込むと、松井氏は「きのうまで、なかなかお酒を飲む気になれなかった。きょうはうれしかったから、けっこう飲んじゃいましたよ」と上機嫌。今後必要となる会場建設費などについて「経済界も応分の負担をやるとはっきり言っていただいている。僕は安心しています」などと述べた。

会場建設費について、橋下氏は「ぼくの子どもですら、わくわくするって言っている。この気持ち、勢い。へんなところで水を差さないでください。東京オリンピック(五輪)にどんだけお金をぶち込んでいると思っているんですか」と話し、「(開催費用負担は)大阪、西日本を勢いづかせるために必要」と強調。「万博誘致決定に『大阪問題』を解決する全てが含まれている」と説明した。

日本が掲げる大阪万博の開催テーマが曖昧だとの指摘については「これからです。大阪万博(1970年)だって走りながら考えていったんですから。お金の問題もいろいろあるかもしれないけど、景気は気。負け癖のあった大阪が勢いづいてきている。そんなもん、たいしたお金じゃないですよ」と“橋下節”を全開にした。