酒気帯び運転でひき逃げしたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)などの罪で起訴された元モーニング娘。の吉沢ひとみ被告(33)の初公判が29日、東京地裁で開かれた。涙を流して謝罪し、今後車を運転しないと誓ったが、飲酒については、証人として出廷した夫が「(酒量が)急激に減っています」と答えるにとどまった。検察側は懲役2年を求刑。判決は今日30日に言い渡される。

交通事故などに詳しい川崎つばさ法律事務所の川畑さやか弁護士 示談が成立していて保険も支払われており、悪質といえども初犯であり、実刑になることは考えにくい。予想される量刑としては懲役1年6月から2年、執行猶予3~4年になるのではないか。(被害者が死亡する)過失運転致死罪でも執行猶予がつくケースもあることに加え、今回の場合はけがの程度が軽いということも理由の1つだ。また、結審の翌日に判決公判が開かれるのは、めずらしい。傍聴希望者が多いなど、何らかの理由で期日の調整があったのではないか。