歌手夏川りみ(45)が、大阪市内で日刊スポーツの取材に答え、デビュー20周年の記念ツアーの一環で、東京と大阪、名古屋で開催するクリスマス公演をPRした。ビルボードライブでのコンサートは自身初経験。「少し大人の雰囲気で歌いたい」とプレミアム感漂う夜を示唆した。

ツアータイトルの「みーふぁいゆー」は八重山の言葉で「ありがとう」の意味。98年にデビューして以来、多くのファンと周囲のスタッフに支えられながら、歌い続けて来られたと実感する夏川本人が、感謝を込めて選んだ。

デビューからの20年は「あっという間でした」。中でも11月に発表された「DAM平成カラオケランキング」(第一興商調べ)で、「平成で最も歌われた曲」の第10位に選ばれた代表曲「涙そうそう」との出会いが大きかったという。「この曲に出会えていなかったら、今の自分はなかったと感じる特別な曲。世界の人が知っているんです」と楽曲の力を改めて実感している。

節目のツアーは11月の南米公演からスタート。ブラジル・サンパウロ、ペルー・リマなど初めて訪れるラテンの地でも歓迎を受け、普段と違うアレンジで「涙そうそう」を観客と歌った。過去6度の公演を行った台湾やインドネシアなどアジアの国々でも現地の言葉でカバーされているという。「本当に幸せなこと。すごくうれしいですし、やはり感謝しかない」。

もちろん名曲を歌いこなす夏川の力量は音楽業界でも折り紙付き。クリスマスに行う、20日・名古屋ブルーノート公演、22日・ビルボードライブ大阪公演、26日・同東京公演も「楽しみにしていただきたいです」。詳細は公式サイト(https://www.rimirimi.jp/)を参照。