ドラマ、映画「あぶない刑事」シリーズなどを手掛け、11月30日に肺炎で亡くなった製作プロダクション、セントラル・アーツの黒沢満社長(享年85)の通夜が6日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。

同作に主演した舘ひろし(68)柴田恭兵(67)をはじめ、仲村トオル(53)浅野温子(57)木の実ナナ(72)の「あぶデカ」出演者がそろって参列し、故人をしのんだ。

黒沢さんは早大卒業後、日活入社。77年に日活を退社し、東映セントラルフィルム(後のセントラル・アーツ)代表に就任。「最も危険な遊戯」「北のカナリアたち」などを手掛けた。最後の作品は舘の主演映画「終わった人」だった。

場内には「あぶデカ」の「冷たい太陽」をはじめ、「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌」「探偵物語」「蘇る金狼」のテーマ曲などが流れ、黒沢さんが手掛けた映画142作、Vシネマ113作、単発、連続ドラマ45作、計300本の作品リストが配られた。

ほかに吉田栄作、萩原聖人、松田美由紀、哀川翔、石橋凌、名取裕子、中島ひろ子、沢井信一郎監督、中田秀夫監督、木村大作監督、滝田洋二郎監督らが参列。

告別式は7日、同所で営まれ、仲村が弔辞を読む。