今年11月からスタートした嵐の20周年記念5大ドームツアーが、日本歴代最大規模になることが23日、分かった。この日開催した東京ドーム公演で、全容を明らかにした。来年12月までに計50公演を行い、合計237・5万人を動員する予定。日本列島に感謝を届ける20周年となる。

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ライブ中盤のトークで、松本潤(35)が「1月13日以降に『アンドモア』としていたツアーの日程を、ようやく皆さんに発表できます。全日程です。どうぞ!」と叫んだ。5万5000人は大歓声をあげた後、一気にどよめいた。ステージ上の巨大スクリーンには、ズラリと50日間のスケジュールが表示された。松本が「全50公演となります。せっかくの20周年。ライブ50本やってやろうじゃないかと思いました」と呼びかけると、会場が揺れた。

嵐の5大ドームツアーは10回目。これまでにも最多で86万人を動員していたが、現在のファンクラブ人数は約230万人で、ツアー開催のたびに一部ファンから「チケットが手に入らないので公演を増やしてほしい」などの要望があったという。櫻井翔(36)は「ツアーが始まる時から、この全体像を思い描いて、なんとかこの50公演を形にしたいと思っていました。ファンクラブの方が、必ず1回は見られるんじゃないか、という計算です」と説明し、拍手を浴びた。

これまでは、16年から17年にかけて行われた三代目J Soul Brothersの5大ドームツアー(全48公演)の約180万人動員が最多だった。単一タイトルのツアーでは、史上最大規模の動員数だ。二宮和也(35)は「ドーム50公演って、われわれかプロ野球チームくらいじゃないですか」と笑った。5人全員が多忙を極める中での実現に、相葉雅紀(36)は「マネジャーさんが調整してくれました。奇跡ですよね」と笑った。

国民的人気グループの20周年にふさわしい、ビッグな挑戦となる。松本は「たくさんの方に感謝を直接伝えられるように頑張りますので、楽しみにしていてください!」とアピール。大歓声を浴びた。

◆主なアーティストのドームツアー 5大ドームツアー(札幌・東京・名古屋・大阪・福岡)はSMAPが01年に初めて行い、ほかにサザンオールスターズ、桑田佳祐、B’z、GLAY、安室奈美恵、KinKi Kids、関ジャニ∞、AKB48、福山雅治、DREAMS COME TRUEらが開催。開催回数は10回の嵐が最多。西武ドームを加えた6大ドームツアーはMr.ChildrenやEXILEが行っている。