金児憲史(40)が授賞式のオープニングで、所属の石原プロモーションを創設した石原裕次郎さんのダブルミリオンヒット曲であり、自身の歌手デビュー曲でもある「夜霧よ今夜も有難う」を熱く歌いあげた。

金児は歌い終えた後、壇上で「ジャケットの下は(汗で)びっしょり…緊張しています」と苦笑した。2000年(平12)に、石原プロ主催の「1億人の心をつかむ男 新人発掘オーディション~21世紀の石原裕次郎を探せ!~」で52005人の応募者の中から選ばれ、同プロ入りし18年。「18年前に入社し、いつかこの輝かしいところに立ちたいという思いがありました」と感慨深げに語った。そして「今は、歌を歌っている…微妙ですけど」と続け、俳優として授賞式の舞台に立ちたいという思いをのぞかせた。

一方で、昭和が生んだ大スターで、1987年(昭62)に52歳で亡くなった、裕次郎さんの“歌の後継者”として、裕次郎さんの命日にあたる7月17日に「夜霧よ今夜も有難う」をで歌手デビューした誇りもある。「石原真紀子会長、皆さんに感謝したい、しびれました」と、感謝と喜びを吐露した。

金児は最後に、会場に集まった映画各社の関係者を前に「背の高い役がある時は、石原プロの金子、金子をよろしくお願いします!」と、188センチの長身をアピールするのも忘れなかった。