関ジャニ∞錦戸亮(34)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「トレース~科捜研の男~」(月曜午後9時)の第2話が、14日に放送される。

舞台となるのは科学捜査研究所。錦戸演じる科捜研法医研究員の真野礼二は、ある陰惨な過去を持っている。「鑑定結果こそが真実」と冷静沈着。主観や臆測を排除し、鑑定結果から得られる客観的な真実のみを信じ、亡くなった被害者の思いや無念を明らかにしていく。原作は累計40万部突破の人気コミック「トレース~科捜研法医研究員の追想~」。

錦戸は真野礼二というキャラクターについて「原作や台本を読んだときに、まずクールな印象を受けました。ただ、本読み(台本の読み合わせ)をした時に、『もっとクールな方が良い』と言われて。僕の中で考えていたイメージより、もっとクールな感じを出さなければいけなかったので『クールって難しいな』と。22、23歳でクールな役を演じた時は、多分何の抵抗もなく出来たと思うのですが、34歳にもなってくると、ちょっとクールって恥ずかしくなってくるんですよ(笑い)。でも、クールというか、大人の冷静さみたいな部分を出せるような、22、23歳では出せないような雰囲気を作れればいいかなと思っています」と話している。

第2話では、真野(錦戸)と沢口ノンナ(新木優子)は、捜査一課の虎丸良平(船越英一郎)から東凛大学病院の外科医・真田和寿(名高達男)が殺害された事件に関連するDNAの照合鑑定を依頼される。

事件が起きたのは、真田の教授就任を祝うパーティーでのことだった。席を外したまま戻らなかった真田を探しに行った娘の有里(関めぐみ)が、控室のバルコニーから転落死している父親を発見したのだ。その現場から逃走する男の姿を目撃していた。真田の首には刃物を突き付けられたような傷があり、男の逃走経路には血痕が残っていた。また、バルコニーの手すりには真田の靴の跡があった。これらの状況から、犯人は真田にナイフを突きつけたが抵抗されて傷を負い、バルコニーを乗り越えて逃げようとした真田を突き落としたのではないかと考えられた。警察は、防犯カメラの映像から被疑者の宮永渉(篠原篤)を拘束していた。現場から採取された血液と宮永のDNAが一致すれば事件は解決だと意気込む虎丸。しかし、照合の結果は不一致だった。

虎丸は、捜査一課長の江波清志(篠井英介)から、1週間以内に犯人を逮捕できなければ班を解散させる、と叱責(しっせき)されるが、それでも犯人は宮永だと主張。真野やノンナらを連れて、再び事件現場のレストランを徹底的に調べる。だが、仕事へのプレッシャーから眠れない日々を過ごしていたノンナがふいに意識を失って倒れてしまう。