ロック歌手矢沢永吉(69)の公式サイトが、迷惑行為を繰り返す一部のファンについて、コンサートへの出入り禁止、およびファンクラブの強制脱会を言い渡した。

公式サイトの発表によれば、矢沢側は私設応援団を認めていないが、かねてコンサートでは、私設応援団を名乗る一部の集団が威圧や強要、飲酒による周囲への迷惑行為などを繰り返し、ほかのファンから「コンサートに行きたいけど怖くて行けない」などのクレームが多数寄せられていた。

そのため、「周囲の人に威圧感を与えるような私設応援団の活動、旗振り、特攻服などの威圧行為の禁止、周囲に迷惑となる永ちゃんコールの強要・煽(あお)りの禁止、飲酒入場の禁止」といった規制を設け、ルール強化を行ってきたという。

しかしA氏が総会長を務める私設応援団はこれらを順守せず、「矢沢永吉の目指す『どなたでも来場しやすいコンサート』への長きに渡る取り組みに対する妨害行為であると判断せざるを得ない内容であり、これを看過することは、矢沢永吉の方針を自ら否定することにもなりかねません。よって、誠に残念ではありますが、A氏へは今後の矢沢永吉のコンサートへの一切の出入り禁止やファンクラブの強制脱会等の措置を取らせていただきました」とした。