嵐が27日、来年いっぱいをもって活動休止することを電撃発表し、夜に都内のジャニーズ事務所で行われた会見を取材した。

会見では、2020年をもっての活動休止が改めて発表され、リーダーの大野智(38)の思いをきっかけに話し合いを重ねたことや、解散ではなく活動休止に至った経緯が本人たちの口から説明された。

印象的だったのは、メンバーの5人のすがすがしい表情だった。ファンにとっては突然の発表となり、その件についてはメンバーも「申し訳なかった」と謝罪していたが、とにかくメンバー同士で話し込み、納得した上での結論だったのだと、表情からも感じ取れた。

会見中には、普段のように、周りからいじられるリーダーの姿もあった。報道陣から大野に対して「話し合いの中でメンバーからかけられた言葉の中で印象的だったのは?」との質問が飛ぶと、二宮和也(35)はすかさず「これは、1人ではなくて、それぞれ全員分欲しいよなあ」とツッコミ。さらに櫻井翔(37)は「ランキング形式でいこう!」と提案し、会場が笑いに包まれるなど、5人のあうんの呼吸も見せた。

大野の告白から話し合いを重ねる中で、「大野以外の4人で、大野の説得などに向けて話し合うことはなかった?」との質問にも、二宮は「4人で話す意味はないんですよね」と、あくまで5人であることを強調。櫻井も「でも、その時期はそれぞれでよく会っていたので。ただ、嵐のメンバーが家に来ると緊張するんですよ。飲み物は何を出せばいいのか…とか」とここでも笑いを誘いつつ、松本は「本当にその時期を経て、絆は過去最大限に太くなっていると思います」と言い切った。

2021年の活動休止以降、嵐がどういう形になるのか、どんな結論を出すのかはまだ分からないが、5人の関係性は続いていくのだろうと、会見から感じた。