俳優山崎賢人(24)が9日、都内で、初声優主演するアニメ映画「二ノ国」(百瀬義行監督、今夏公開予定)製作発表会に出席した。

声優初挑戦となる山崎は「まさか、声優の仕事をいただけるとは思っていなかったけど、(声優を)尊敬していたし、挑戦してみたいと思っていました」。その上で「脚本を読んで鳥肌が立ちました。まだこれから録りますし、初めてなのでどう作るかが分からないですけど、すてきな作品を作り上げていくことにワクワクしています」と胸の内を明かした。

声優については、「子どものころからアニメ好きで見てきて、声だけでいろんなことを伝えるのはすごいなと。考えれば考えるほど魅力があります。遠い世界のように感じていましたが、声優の小野友樹さんの話を聞いた時に、知らない世界が広がっていたので尊敬しています」と話した。

同作の製作総指揮/原案・脚本を手がけるのは「妖怪ウォッチ」など生み出したレベルファイブの日野晃博氏。現実と隣り合わせなの全く違うもう1つの世界「ニノ国」。高校生のユウと親友ハルは、幼なじみのコトナを巡る事件をきっかけに、2つの世界を行き来することになる。現実のニノ国の2人のコトナの命に危険が同時に迫る中、究極の選択を迫られる。

この日同席した日野氏は「10年前にゲームとして発表しましたが、当初から映画化を意識していました」と話した。また、「きっかけは恋愛ものですが、中身は壮大なスペクタクルな作品です。今回は現代日本を舞台にしているので、世界中でヒットすれば、日本文化を世界に広められると思います」と話した。