日本テレビ系連続ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」(土曜午後10時00分)の16日放送の第5話視聴率が9・0%(関東地区)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。
第1話は8・3%、第2話は8・7%、第3話は9・4%、第4話は8・3%だった。
同作は有罪率ほぼ100%の日本の裁判で、冤罪(えんざい)を晴らすために執念と情熱、科学を武器に、坂口健太郎演じる弁護士・黒川拓が逆転劇に挑む。黒川に振り回される新人弁護士・和倉楓を川口春奈、黒川に力を貸す科学者の秋保恭一郎を藤木直人が演じる。保駿堂法律事務所別府長治所長を杉本哲太、黒川を見守るベテラン弁護士湯布院和人を志賀広太郎、パラリーガルの城崎穂香を趣里。黒川の父で最高検察庁の黒川真次長検事を演じるのは草刈正雄。黒川に情報提供するテレビ日本の有馬聡子を市川実日子が演じる。
前話の最後で、黒川の過去に影を落とす東央大学殺人事件のファイルを見つけた楓。第4話で、黒川は抵抗感を示しつつも、楓にファイルを貸し出す。
楓の以前所属していた弁護士事務所では、セクハラ事件の音声データが流出していた。黒川は、楓が音声を聞いて様子がおかしいことに気づく。
事務所には、強豪開南高校フェンシング部の顧問、高松洋介(豊原功補)が、部員へのパワハラと体罰で在宅起訴された事件の相談に訪れる。体育館のステージで練習中、高松が剣でエースの藤里(清水尋也)の胸を突いたところ、藤里は不整脈による心停止を起こし倒れる。一命は取り留めたが、藤里の親は激怒し、高松を告訴した。
黒川と楓は藤里の自宅を訪れるが、母に門前払いされる。現場の高校へ行くと、部員の田代(柾木玲弥)が弁護側証人になることを名乗り出る。そこには森吉(木村風太)という、少しおびえた様子の生徒が訪れ、黒川と楓が何者なのか確認する。聡子が入手した動画には藤里が倒れた場面が映っていたが、画面にノイズが走り、状況ははっきりしなかった。
楓のもとには週刊誌の記者から、セクハラ音声データについて取材依頼の電話がかかってくる。だが楓は取材に応じるか迷う。楓は元上司のセクハラに抵抗して殴ったことがきっかけで、事務所を辞めるはめになったことを聡子に明かす。
法廷で弁護側証人の田代は、高松が体罰をしていたと主張。高松が藤里を平手打ちする場面を盗撮した動画も公開してしまう。高松は黒川に、平手打ちは藤里が自暴自棄になって酒を万引し、部を辞めようとした時、ただ1度だけだったと主張する。
再び学校を訪れた黒川と楓は、科学部の部室に森吉がいるのを目撃する。楓の携帯には再び取材の依頼が。黒川が楓に「心配していますよ、ものすごく」と言うと、楓は「私より、裁判に勝てるか心配しましょう」と言いながら、少し元気を取り戻す。
黒川はフェンシングのスーツを買い込み検証を開始。周囲の雑談から入ってきた「地下室」というワードで、黒川は、体育館ステージの地下部分に、心停止の原因となった仕掛けが隠されていたことに気づく。
黒川は秋保に検証を依頼。秋保は法廷で、地下に電磁波を発生させるテスラコイルを設置することで、フェンシングの剣からスーツに高圧電流を流し、藤里の心停止を起こしたことを証明する。動画のノイズはそのとき起きたものだった。
仕掛けを作った森吉は、田代と藤里の依頼で協力したことを告白。藤里は高松や親の期待を重く感じ、自殺願望があった。
そんな藤里に黒川は「だから間違ったことをしてもいいという理屈はないんだよ!」と声を荒らげるが、「君が生きていて良かった」と続ける。黒川は報道陣にも「ありのまま、正確に伝えてください。裁判と違い、社会的制裁には歯止めがありません」と頭を下げて配慮を求める。
高松は逆転無罪となった。楓は東央大学殺人事件のファイルを開くと、そこには被害者として秋保の妹、彩花の名が記されていた、という内容だった。



