口腔(こうくう)がんを公表したタレント堀ちえみ(52)が19日、レギュラー出演している大阪・MBSテレビ「ちちんぷいぷい」に「まだまだ生きなければいけない」「1日も早く大好きな『-ぷいぷい』に戻れるように頑張ります」などと、コメントを寄せた。

堀は99年のスタート時から同番組にレギュラー出演しており、木曜担当を務め、前週14日にも出演していた。この日、番組では冒頭、山本浩之アナウンサー(56)が、堀のがん公表について触れ、堀がブログに掲載した「2943文字、全文」を紹介した。

山本アナによると、先週の出番だった14日の放送後、堀が単身、山本アナのメーク室を訪ねてきたといい、その際に「このあと、番組プロデューサーから報告があるので、聞いてもらえますか」と伝えた。

その後、番組スタッフから、闘病のため長期療養に入ることを告げられ、堀からは「直接言うと、言葉にならないかもしれない」との配慮で、スタッフを介しての告白だったことを打ち明けられたという。

堀は1月21日に、がんの疑いが濃厚だと医師に診断されており、山本アナは「それから1カ月、番組ではいろんな方の病気も扱ってきましたし、どんな思いでおられたのだろう…」と、堀の胸中を思い、感極まったような表情をみせた。

堀は7人の子供を持ち育て、30代のころから病気と闘い、そのたびに克服してきた。山本アナは、堀の不屈の闘志を信じ、復帰を信じて待つという。