三代目J SOUL BROTHERS登坂広臣(31)が、映画「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」(永岡智佳監督、4月12日公開)の主題歌を担当することが21日、分かった。新曲「BLUE SAPPHIRE」(4月10日発売)で、ソロとしては初の映画主題歌を歌う。

17年にソロ名義「HIROOMI TOSAKA」としてデビューし、昨年は初の全国アリーナツアーで20万人を動員したボーカリストが、ソロでは初めて映画主題歌を担当する。97年から23年連続公開の人気シリーズ。登坂も「子どもの頃からよく見てました。僕に限らず、青春時代をともに過ごしたアニメ」という作品での起用が決まり「長年にわたり日本のみならず、世界中にも多くのファンの方々がいる作品。大変光栄に思います」。

今作は、劇場版では初めて海外(シンガポール)が舞台。世界最大の宝石「ブルーサファイア」を巡って、主人公・江戸川コナンと、宿命のライバル・怪盗キッドらが繰り広げる物語。今作のために書きおろされた「BLUE SAPPHIRE」は、ミディアムテンポのメロディーに登坂のクールな歌声が印象的な楽曲で、歌詞には物語のキーになる「ブルーサファイア」をはじめ、「謎」「真実」など関連するワードが、ふんだんにちりばめられている。

登坂は「ストーリーの世界観、各登場人物の内に秘めた思いなどをテーマに楽曲を制作しましたので、見ている人たちの心に疾走感を与えられたらと思います」と自信をのぞかせた。早速、楽曲を聞いたというコナンも「カッコよくてすてきな曲です! 大人な雰囲気の曲で、ボクもすごく気に入ってます! みんなもぜひ聞いてみてください」と“コメント”した。

◆劇場版「名探偵コナン」シリーズの主題歌

97年から毎年公開されている劇場版「名探偵コナン」シリーズの主題歌は、これまで杏子(58)をはじめ、ZARD、B’z、倉木麻衣(36)、いきものがかり、斉藤和義(52)、ポルノグラフィティらが担当し、登坂で14組目。昨年公開の「名探偵コナン ゼロの執行人」では、福山雅治(50)が「零-ZERO-」を歌った。